<Vagante>スキンMODの作り方
1.はじめに
steamで配信中の”Vagante”のスキンMODの作り方を解説します。
ガンジョンのスキンMODの難易度を★★★☆☆とすると
VaganteのスキンMODの難易度は★★★☆☆です。
2.用意するもの
・Vagante・
ゲーム本体。スキンMODを作成するにあたり、ゲーム内部のデータを取得するためゲーム本体が必要になります。
・Vagante-extract.exe・
アンパックツール。Vagante内部のデータを取得するツールです。
・VaganteModLoader・
パックツール。作成したスキンをVaganteに実装するためのツールです。
・Aseprite・
ドット絵エディター。ドット絵を編集できるツールはAseprite以外にもありますが、後述する機能が非常に役立つのでAsepriteでの書き換えをお勧めします。本記事はAsepriteでの編集を前提に説明いたします。
3.作業手順
・Vagante-extract.exeのダウンロード・
上記サイトからVagante-extractの最新版をインストールし、解凍後Vaganteの内部フォルダにコピーしてください。
・内部データのアンパック・
内部データのdata.vraを先ほどコピーしたvagante-extract.exeにドラック&ドロップするとdataというフォルダが作成されます。dataの中にvagante内で使用されている画像データが入っているので任意のデータを書き換えていきます。
※内部データの取得はグレーな行為です。抜き取ったデータを別の媒体で使用する等の悪用がないことを祈ります。
・データの書き換え・
例としてKnightを東北きりたんに書き換えてみましょう。
フォルダはdata/gfx/classes/knight/1~4 です。一キャラに対して書き換えるデータ総数は400近くになりますが、同じ動作を行っているカットも存在するため若干作業数は少なくなります。
段差を降りるカットを参考として書き換えます。
まず、vaganteの画像データはスプライトシートと呼ばれる複数毎のアニメーションを一枚のキャンバス上に配置する形式をとっております。そのまま上書きして編集をしても構いませんが、動作を確認するという面でスプライトシートからアニメーション形式に変換しましょう。
あとはひたすら好きなスキンに書き換えるだけです。
書き換えが完成したらスプライトシートのインポートを行いデータは完成です。
書き換える際のポイントとして、アニメーション数は合わせましょう。スキンのサイズは元絵と合わせる必要はありません。はみ出ても元絵よりも小さくてもOKです。
4.実装方法
おおまかな手順はこちらでも紹介されていますが、再度記述します。
modを実装するためにModloaderをダウンロードします。解凍したデータから、AnyBox、Mods、VaganteModLoader.ps1をVagante内部データにコピーします。
次にModを実装するためにファイル形式を整えましょう。書き換えたいキャラクターのパスを維持したフォルダに書き換えたデータを用意します。
任意のフォルダ名\gfx\classes\書き換えたい役職\書き換えたい番号
となります。東北きりたんの場合、KiritanSkinMod_Knight\gfx\classes\knight\1 です
フォルダをModsファイルに入れ、VaganteModLoader.ps1を右クリックしPowerShellで実行を選択します。
Modが実装されたら成功です。
4.終わりに
Vaganteの波に乗るなら今!
Vagante自体の発売はかなり昔ですが有志の方々による日本語化MODも公開され新たに遊ぶ人も多くいます。この記事を参考にスキンMODを作りたい方の参考になれば幸いです。
わからないことがあればVOICEROID MOD部もしくはTwitter:燻丸 まで。